「有無同然」の心で考える。会社員とフリーランス、双方のメリット・デメリットとは?

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「有無同然」の心で考える。会社員とフリーランス、双方のメリット・デメリットとは?

はじめに:50代の働き方に悩むあなたへ|会社員・フリーランスどちらを選んでも迷いは生まれる

50代を迎え、「今の会社員の働き方のまま老後を迎えていいのだろうか」「もっと自由に、自分のペースでフリーランスとして働けたら…」と、今後の働き方やセカンドキャリアについて悩むことが増えていませんか?

特に50代は、女性ホルモンの変化による「更年期」の心身の不調や疲労感が重なりやすい時期です。朝の満員電車や職場の人間関係にぐったり疲れ、「在宅で自分のペースで仕事ができたらどんなにラクだろう」と憧れを抱くのも自然なことです。

しかし、実際にフリーランスという働き方を選んでみると、そこには「自由」と引き換えの「孤独」や「不安定さ」という別の悩みが待っています。

「会社員のほうが守られていてラクだったのかな」「でも、やっぱり今の自由は捨てがたい…」と、どちらの道を選んでも心が揺れてしまう。

そんな時に知ってほしいのが、仏教の「有無同然(うむどうぜん)」という教えです。今回は、人生を大きく変えるのではなく、心と体調に合わせて“微調整”しながら心地よく働くためのヒントを、「有無同然」の視点から紐解いていきます。

nanami
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【この記事の主な内容】
・「有無同然」で互いのメリット・デメリットの裏表を知る
・「面倒な仕事」をチャンスに変える、50代からの視点切り替え
・メリットを活かし、更年期の体調に合わせて「働き方を微調整」する

心のゆとりを取り戻す「有無同然(うむどうぜん)」とは?50代のキャリアを軽くする仏教の智慧

「有無同然(うむどうぜん)」とは、仏教の『大無量寿経』というお経に出てくる言葉です。文字通り、「有るのも、無いのも、同じように苦しみや悩みがある」という意味を持っています。

  • 「無」の苦しみ: 定職や自由な時間がない人は、「それさえあれば幸せになれるのに」と悩む。
  • 「有」の苦しみ: 立場や安定した収入がある人は、「失ったらどうしよう」「維持するのが大変だ」と悩む。

私たちはどうしても「自分に無いもの」を持っている人を羨み、「会社員をやめれば楽になる」「フリーランスになれば自由になれる」と思いがちです。しかし、立場が変われば新しい悩みが生まれるため、本質的には「どちらの立場にいても、悩みや苦労の量は同じ(=どっちもどっち)」というのが「有無同然」の捉え方です。

更年期で心身がゆらぎやすい50代にとって、この考え方は大きな救いになります。「どちらを選んでも完璧なパラダイスはない」と知ることで、「お隣の芝生」を羨むのをやめ、心の負担をすっと軽くすることができるのです。

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【50代のリアルな体験談】更年期の体調変化とフリーランスのメリット・デメリット

会社員から独立してフリーランスという働き方を選ぶと、想像以上の「快適さ」と「厳しさ」の両面を味わうことになります。そのリアルなメリットとデメリットを見ていきましょう。

フリーランスのメリット:体調に合わせた「微調整」ができる

  • パジャマのまま、好きな場所で働ける: 更年期のホットフラッシュやホットフラッシュによる汗、体調が優れない朝も、身だしなみを完璧に整える必要がありません。
  • 通勤ストレスがゼロ: 人混みに揉まれる通勤電車に乗る必要がなく、体力を大幅に温存できます。
  • 人間関係のストレス軽減: 苦手な人や無理な付き合いを断ることができ、精神的な負担が激減します。

フリーランスのデメリット:孤独感と常に隣り合わせの不安

  • 誰とも話さない日が続く「孤独感」: 一日中パソコンに向かい、誰とも会話せずに終わる日も珍しくありません。ふとした瞬間に寂しさや社会からの孤立感を感じることがあります。
  • 収入と雇用の不安定さ: 突然案件が終了することは日常茶飯事。「来月の収入はどうなるか」というプレッシャーが常に付きまといます。
  • 有給休暇や休業補償がない: 体調を崩して休むとそのまま収入減につながるため、自己管理の責任が重くのしかかります。

フリーランスは「時間や場所の自由」が“有る”反面、「安定や人との日常的な繋がり」が“無い”状態と言えます。

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50代からのモチベーション維持法|「面倒な仕事」との付き合い方を微調整するヒント

働き方の立場が変わると、同じ「面倒な仕事」に対する捉え方もガラリと変わります。

会社員時代は、面倒な業務が回ってくると「なんで私が…」「手間ばかり増えて嫌だな」と憂鬱になるのが普通でした。決められた給与の中で動く以上、余計な労力やストレスは避けたいと感じるからです。

しかし、フリーランスや個人で仕事を受けるようになると、面倒な仕事に出会った時に「これはチャンスかもしれない」と捉え方が変化します。

なぜなら、誰もが「面倒くさい」と避ける仕事は、競合(ライバル)が少ないからです。「みんながやりたがらない=実はそこに貴重なニーズや価値が眠っている」ということ。

50代からのキャリアにおいて、大きな挑戦をする必要はありません。「人が少し避けたがる面倒なこと」を丁寧に取り扱うという“意識の微調整”をするだけで、自分の強みになり、無理のないペースで信頼や仕事を獲得していくことができるのです。

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【徹底比較】50代の会社員 vs フリーランス|双方のメリット・デメリットまとめ

改めて、会社員とフリーランスの双方の強みと弱みを整理してみましょう。

比較項目会社員(組織で働く)フリーランス(個人で働く)
自由度・柔軟性時間・場所に制限あり。体調に合わせた急な調整が難しい。時間・場所・服装すべて自由。体調に合わせた微調整が可能。
収入・保障固定給で安定。社会保険・有給休暇あり。成果次第。手厚い保障はなく、収入の浮き沈みがある。
人間関係・繋がり同僚との雑談や繋がりがあるが、ストレスになることも。人間関係を選べるが、誰とも話さない孤独感が生じやすい。
「有無同然」の悩み「自由がない」「組織に縛られる」悩み。「安定がない」「孤立・将来の不安」という悩み。

どちらかが一方的に優れているわけではなく、それぞれに違った「安心」と「大変さ」が存在していることが分かります。

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実体験からわかった!50代フリーランスにとって最大のメリットとデメリット

一般的なメリット・デメリットをご紹介しましたが、ここで私自身が実際にフルリモートのフリーランスとして働くなかで「これが一番だなぁ」と実感しているリアルな本音もお話ししますね。

【一番のメリット:好きな場所で仕事ができること】

私の一番お気に入りの作業場所は、大好きな近所の公園にある東屋(あずまや)です。ポータブルWi-Fiを持って出かけ、美しい日本庭園を眺めて季節の移ろいを感じながら、時々パソコンを開いて仕事をしています。風の音を聞きながら作業できるこの時間は、会社員時代には味わえなかった至福のひとときです。

東屋でおしごと
お気に入りの場所で、今日も自分流に働く。

【一番のデメリット:家族以外の人と話さない日があること】
一方で、最大のデメリットは「人と話さない日があること」です。久しぶりに人と会った時、何をどう話していいのか分からなくなってしまうのです。ある日、お隣さんに話しかけられた際、うまい返しができず会話が全然続かなくて、「あ、これはさすがにやばいかも…」と焦ったことがあります(笑)。

そのせいか、夫が帰宅すると、つい「人間だーー!」と駆け寄るようになりました(笑)。
もはや人を見るだけで安心するレベルです。

自由で心地よい半面、意識して社会との繋がりや「ちょっとした雑談」のリハビリを作らないと、あっという間に人恋しさと口下手が進んでしまうのも、在宅フリーランスのリアルな実感です。

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正解は一つじゃない|「どちらが良いか」より「今の自分に合わせた働き方の微調整」が大切な理由

「会社員」には安定が“有る”けれど、自由が“無い”。

「フリーランス」には自由が“有る”けれど、安定が“無い”。

まさに「有無同然」です。大切なのは、「どちらが得か・どちらが正解か」という二者択一で悩み続けることではありません。

50代の私たちが目指したいのは、大きく人生を変える決断ではなく、「今の自分の心と体調に合わせて、暮らしと働き方を微調整すること」です。

  • フリーランスで孤独感や不安が強いなら: 完全に一人で閉じこもるのではなく、週に数回コワーキングスペースを利用したり、地域のボランティアやオンラインコミュニティに参加して「軽い人間関係」を補う微調整をする。ちなみに、私は図書館で仕事をすることが多いです。
  • 会社員で疲れやストレスが限界なら: いきなり辞めるのではなく、副業を始めてみる、週数回の在宅勤務制度を活用する、残業を減らして自分の睡眠やケアの時間を最優先にする微調整をする。

完璧な環境を求めず、「今の自分が許容できるデメリットはどちらか」を見極め、引き算や足し算をしながら心地よいバランスを探っていくことが、疲れにくく不安を減らす近道です。

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まとめ:50代は自分にやさしく。柔軟な「働き方の微調整」で心地よい毎日をつくろう

今回この記事を書こうと思ったきっかけは、フリーランスとして直面した「とても理不尽な仕事」でした。こちらの忙しさや弱みにつけこむような怒涛の仕事の振られ方に、一瞬心が折れそうになりました。

「…いじわるだな〜」

思わずそう呟いてしまいたくなるような出来事でしたが、「会社員になれば安泰」「フリーランスになれば自由で幸せ」という極端な思い込みを手放し、「どちらの道を選んでも相応の悩みはあるものだ」と捉える「有無同然」の考え方を思い出しました。これを知るだけで、他人の立場を羨む気持ちが薄れ、心がすっとラクになったのです。

50代は、更年期による心身の変化や、家族・老後への不安など、さまざまな波が押し寄せる時期です。だからこそ、無理に大きな決断をして人生を劇的に変える必要はありません。

大切なのは、今の自分の体調や心の声に耳を傾けながら、働き方や日々の過ごし方を少しずつ「微調整」していくこと。

「今日は無理せず早めに休もう」「面倒なことも自分のペースで少しだけやってみよう」そんな小さな引き算と足し算を繰り返しながら、自分らしく穏やかで心地よい毎日を育てていきましょう。

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