はじめに:仕事を探すことに疲れてしまいました
私はフルリモートでフリーランスの仕事をしています。
会社に所属せず、自分で仕事を受けて働くスタイルです。
時間の使い方を自分で決められることや、家で仕事ができることは、私にとって大きなメリットです。
ところが今年1月、これまで収入の半分以上を占めていたメインの仕事がなくなりました。それが原因で現在の収入が半減してしまいました。
その仕事は、フリーランスとしてはとても条件が良く、しばらくは安心して働けると思っていたので、仕事がなくなったときはとてつもない不安に襲われたことを覚えています。
「これからどうしよう」
そう思い、次の仕事探しをスタートさせました。
求人を探して、応募して、面接を受けて、結果を待つ――。不採用の通知が届くたびに心が削られ、いつの間にか「仕事を探すこと自体」が、自分のメインの仕事のようになってしまったのです。
そして今、私はいったん職探しをやめることにしました。
この記事では、50歳でメインの仕事を失い、焦りから職探しに追われていた私が、なぜいったん立ち止まることにしたのか。そして、自分の体調や暮らしを見つめ直し、無理のないペースで過ごすために考えたことについて綴っています。

【この記事の主な内容】
・50歳で仕事を失い、これからの暮らしを考え直す
・自分の時間と暮らしを大切にする働き方への想い
・職探しをいったんやめ、今の暮らしを整える
50歳、メインの仕事が突然なくなり収入が半分に
なくなったメインの仕事は、AI関連のものでした。
当初は会社の業績も右肩上がりで、資金調達も順調な様子だったため、「しばらくはこの仕事を続けられる」と安心していました。
ところが、もうすぐ2年というタイミングで雲行きが怪しくなってきたのです…
だんだんと会社の業績が悪くなり、稼働時間が少なくなり、最後は報酬が期日までに支払われなくなっていきました。支払いが遅れるようになった時点で、少し嫌な予感はしていましたが、それでも仕事そのものがなくなるとは、どこかで思っていなかったのかもしれません。
そして1月、とうとう仕事がなくなりました。
フリーランスは、会社員のように毎月決まった収入があるわけではありません。仕事が続いている間は良くても、ひとつの仕事がなくなると、収入に大きく影響します。
そのため、メインの仕事がなくなったときは、思っていた以上に不安になりました。
収入が半分になったことで、家計のことも考えなければいけません。今後の働き方についても、改めて考える必要が出てきました。
不安を減らすためには、次の仕事を見つけるしかない。
こうして、50歳にして新たな職探しという険しい道のりが始まってしまったのです。
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在宅・時間と組織に縛られない。私が譲れない仕事の条件
私が仕事を探すうえで、どうしても譲れない条件は、次の2つです。
- 在宅で働けること
- 時間と組織に縛られない環境であること
決められた時間に出社することや、毎日同じ場所で働くことが絶対に嫌というわけではありません。
ただ、今の自分の体調(更年期の不定愁訴)や暮らしを考えると、時間や組織に強く縛られる働き方は、負担が大きいと感じています。
フリーランスとして働いてきたことで、自分で時間を調整することにも慣れました。仕事の合間に家のことをしたり、体調に合わせて休憩を取ったりできる環境は、今の私にとって必要なものです。
もちろん、この条件を少し緩めれば、仕事は見つかりやすくなるのかもしれません。
でも、ここは簡単に譲れません。
せっかく仕事を見つけても、働き始めてから体調を崩したり、暮らしが回らなくなったりしたら、長く続けることはできないからです。相手にも迷惑をかけてしまいます。
だからこそ、在宅で時間と組織に縛られない環境という条件は、これからも大切にしたいと思っています。
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面接でうまくいかない…50歳の仕事探しで直面した壁
仕事を探し始めてから、かなりの数の仕事に応募をしました。
パソコンを使う仕事であれば、これまでの経験を活かせますし、リモートの仕事にも特に抵抗はありません。
けれど、面接になるとうまくいかないことが増えました。
書類の段階では進んでも、面接で終わってしまう。何がいけなかったのか、はっきりわからないまま不採用になることもあります。
自分では、50歳という年齢がネックになっているような気がしています。
ただ、本当の理由はわかりません。
年齢が理由なのか、経験や条件が合わなかったのか、単純に相性の問題なのか。面接を受けた側には、詳しいことはわからないままです。
不採用になるたびに、「自分にはもう仕事がないのかもしれない」と落ち込むこともありました。
求人を探して、応募する。
面接の日程を調整する。
質問に答えられるように準備する。
結果を待つ。
仕事を探すために、毎日かなりの時間と気力を使っていました。
気がつくと、今ある仕事をする時間よりも、次の仕事を探すことに気持ちが向いているような日が増えていったように思います。
仕事をするために仕事を探しているはずなのに、仕事探しで疲れてしまう。
そんな状態になっていきました。
更年期の症状によって、仕事に影響を受けている人は、私だけではないのかもしれません。
2024年3月に発表された経済産業省の試算によると、更年期症状による経済損失は、年間約1.9兆円に上るとされています。
1.9兆円と聞いても、あまりに大きな数字で、どれくらいなのか実感しにくいかもしれません。
年間1.9兆円を1日あたりに換算すると、約52億円。
更年期症状によって、働くことや仕事のパフォーマンスに影響を受ける人がいる。その積み重ねが、社会全体では、1日約52億円という大きな経済損失につながる計算です。
更年期は、個人の体調や気持ちだけの問題ではなく、働き方や社会全体にも関わる問題なのだと思いました。
そう考えると、50歳を過ぎて仕事を探すことの難しさも、単純に年齢や経験だけの問題ではないのかもしれません。
参考リンク
・経済産業省|経済産業省における女性の健康支援について(2024年3月)
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・「有無同然」の心で考える。会社員とフリーランス、双方のメリット・デメリットとは?
・50代女性が更年期で仕事のミスが増える理由|集中力低下との関係
更年期の体調不良と腰の痛み。心身ともに限界だった日々
5月で50歳になりました。
年齢の節目ということもあり、自分の体の変化を意識することが増えています。
更年期の体調不良もあります。
ただ、何でも更年期が原因だと決めつけているわけではありません。年齢による変化だけでなく、仕事の減少や生活リズムの変化、運動不足など、いくつかのことが重なっているのだと思います。
また、急な冷え込みのせいか、数日前から体の要である腰に強い痛みが生じています。現在、階段を昇るのも一苦労な状態です。
運動不足も原因のひとつかもしれません。
忙しく働き詰めていた日々は、週のほとんどを少し離れた図書館へと通っていました。駐車場から図書館までの10分ほどの道のりをトボトボと、けれど心地よく歩いたものです。
朝の10時から18時、遅い日は20時まで。当時は図書館の机に張り付いて仕事をしていました。今思えば、そこへ向かう往復の歩き時間さえも、日々の貴重な運動不足解消になっていたようです。
仕事が減ってからは、図書館へ行く日も大幅に減りました。
家で仕事をする時間が増えた一方で、外に出て歩く機会は少なくなりました。以前は自然にできていた運動が、今は意識しないとできなくなっています。
腰が痛いと、家事をするのも億劫になります。
長く立って料理をすることや、床のものを拾うこと、重たいものを持つことも、以前より負担に感じるようになりました。
さらに、2週間に一度は、お義母さんの介護施設へ行っています。
毎回、カフェオレを10本差し入れしているのですが、これがなかなか重たいのです。持っていくたびに、「次からは少し方法を変えたほうがいいかもしれない」と思うようになりました。
今までは普通にできていたことでも、体調が変わると負担になります。
仕事のことだけでなく、家事や介護施設への訪問など、日々の暮らし全体を見直す時期に来ているのかもしれません。
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職探しをやめたら、暮らしと心がすっと軽くなった理由
職探しをやめたのは、働くことを諦めたからではありません。
今ある仕事を辞めてしまうわけでもありません。これから先、条件に合う仕事が見つかれば、また応募するつもりです。
ただ、今は仕事探しに気持ちを取られすぎていると感じました。
収入が半分になった不安から、早く次の仕事を見つけなければと思っていました。けれど、焦って探しても、自分の希望する働き方とは合わない仕事ばかりです。
在宅で働けること。
時間に縛られないこと。
組織に縛られないこと。
この条件を妥協すれば仕事は増えるかもしれませんが、今の私には、それは良い選択ではないと思っています。
また、更年期の体調不良や腰痛もあります。
面接の結果に一喜一憂しながら、家のことや今ある仕事をこなすのは、思っていた以上に疲れました。
職探しを続けることで、今の暮らしが落ち着かなくなっている。
そう感じたため、いったん仕事探しをやめることにしました。
今ある仕事を大切にしながら、体調を整える。
家のことも無理のない範囲で行う。
そして、自分の条件に合う仕事が見つかったときに、改めて考える。
今は、そのくらいの距離感でいいと思っています。
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収入が減った今だからこそ。無理のない暮らしと働き方を整える
収入が半分になったので、買い物の仕方を見直したり、無駄な出費を減らしたりするようになりました。これまでよりも家計を意識するようになり、できる範囲で節約しています。
以前は毎月のように新しい洋服を買い、週に一度はスタバやコメダ、お気に入りのカフェに出かけて仕事をするのが楽しみでした。けれど、収入が半分になった今の暮らしでは、そうした習慣も遠い昔のことのように感じてしまいます。
一方で、節約ばかりで毎日を窮屈にしたいわけではありません。
仕事がめいっぱいあった頃は、料理も簡単に済ませることが多くありました。時間に追われていたので仕方がないと思っていましたが、今は少しだけ料理に時間をかけるようにしています。
家にある食材で何を作ろうか考えたり、できるだけ食材を無駄にしないよう工夫したり。盛り付けにも少し時間をかけるようになりました。
今日の朝ごはんは、いつもとは少し気分を変えて、丸いお重に盛り付けてみましたよ。

この食器は、以前ホテルでいただいたお食事のときに一目惚れし、数年前に楽天で見つけてお迎えしたものです。
いつものおかずをちょこんとのせるだけで、どこか特別感のある雰囲気に仕上がり、食卓をパッと豪華に見せてくれるので本当にお気に入り。

家族の人数分を揃えているのですが、普段の食卓だけでなく、お正月のおせちを詰めるときのお重としても大活躍してくれます。

重ねて収納できるので、食器棚の邪魔にならないのも嬉しいポイント。

特別な日はもちろん、何気ない日常の朝ごはんも楽しくしてくれる、我が家のなくてはならない器です。
気になる方はチェックしてみてくださいね。
そして、週に数回は大好きなスイーツを買って食べることにしています。

収入が減ったからといって、楽しみまで全部我慢する必要はないと思っています。
毎週、高価なものを買うわけではありません。週に数回、自分が楽しみにしているスイーツを味わう。それだけで、また頑張ろうと思える時間になります。
先日記事にした金沢旅行もその一つです。年に1、2回の家族旅行ぐらいは思いっきり楽しみたいです。
家事も、すべてを完璧にしようとは思わなくなりました。
腰に負担がかかることは、やり方を変える。重たいものは無理して持たない。できない日は、後回しにしてもいい。
今まで当たり前にやってきたことも、これからは自分の体調に合わせて調整していこうと思います。
節約するところは節約する。でも、自分がほっとできる時間まで削らない。
収入が減った今だからこそ、無理なく続けられる暮らし方を考えていきたいと思っています。
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おわりに:今の自分に合う働き方を大切にする
50歳でメインの仕事がなくなり、収入は半分になりました。
不安から始めた職探しでしたが、今は無理に続けず、いったん立ち止まることにしました。
在宅で、時間と組織に縛られずに働けることは、私にとって大切な条件です。すぐに仕事を見つけるために、そこを妥協するつもりはありません。
今ある仕事と体調を大切にしながら、無理なく続けられる働き方を考えていきたいです。
毎日の暮らしの中には、小さな楽しみや、ふっと心が和む瞬間もちゃんとあります。すべてが思い通りにはいかないけれど、立ち止まったからこそ見えてきた景色を大切にしながら、これからの時間をゆっくりと紡いでいけたらと思っています。

