50代の「義親の介護は嫁・娘どっち?」なんで私ばっかりと感じる老人ホーム入居後の現実と心の整え方

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50代の「親の介護は嫁・娘どっち?」なんで私ばっかりと感じる老人ホーム入居後の現実と心の整え方

はじめに:「なんで私ばっかり」という介護のモヤモヤを抱えていませんか?

「老人ホームに入れば、プロのスタッフさんがすべてお世話をしてくれる」 そう安心していたのに、実際にフタを開けてみたら、「入居後も家族がやらなければいけない細かな雑用」が山のようにある――。

我が家の場合、最初は自宅で介護をしていました。けれど、義母の歩行ができなくなってしまったことをきっかけに、施設に入ってもらう決断をしたのです。プロにお任せできることでホッとしたのも束の間、それでもなお、施設の外から発生する細々とした対応に追われる日々が続いています。

50代といえば、更年期による心身のゆらぎや仕事、家庭のバランスに追われ、ただでさえエネルギーが削られやすい時期です。自分のことで精一杯なのに、こうした雑用の負担まで重なると、「なんで私ばっかり…」と涙がこみ上げてくることはありませんか?

今回は、施設に入ってからも続く家族のリアルな負担と、心がすり減りがちな日常を無理なく乗り越えるための「微調整」のヒントについてお話しします。

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【この記事の主な内容】
・介護施設入居後も続く家族の細かな負担

・「なんで私ばかり…」というモヤモヤと向き合う
過去の小さな恩返しを胸に、自分の心も上手に労わる

老人ホームに入っても終わらない?家族が担うリアルな負担と役割

「プロに任せているから安心」と思いがちですが、実際に施設へ預けてみると、家族がこまめにサポートしなければ回らない細かなルーティンがたくさん存在することに気づかされます。

  • 毎月の各種支払い(クリーニング代・理容代の振込) 毎月の基本の入居費は口座引き落としで対応できるものの、館内でのクリーニング代や理容代などの細かい実費は振込用紙での支払いしか対応していません。そのため、月に一度はわざわざ郵便局やコンビニに足を運んで支払いを済ませなければいけない手間が発生します。
  • 病院への付き添い 「病院が併設されているから」と選んだ施設なのに、専門外の科にかかる場合は結局、家族が外の病院へ連れて行かなければならないのが現実。「それなら病院付の施設にした意味がないじゃん」と思ってしまいます。しかも、義母は一人で立つことができないため、外の病院へ連れ出すとなれば車椅子への移乗や移動、さらに診察中のトイレに連れて行くのも一苦労。へとへとになりながら付き添いをこなしています。
  • すべての衣類や小物への名前書き 下着から靴下、歯磨き粉にいたるまで、すべての持ち物に名前を記名する作業が発生します。

これらが日常の家事や仕事、自分自身の体調不良に重なると、キャパシティを超えてしまうのも無理はありません。

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「なんで私ばかり…」心が折れそうになった靴のクリーニングとヘアブラシ事件

私が特に心を折られたのは、些細な出来事の積み重ねでした。

義母の入居当初、靴の汚れや匂いが気になり、「施設のクリーニングサービスで洗ってもらえないのだろうか」とスタッフに尋ねたところ、それは家族がやるべき役割だと知って驚きました。

最初は私ひとりで洗っていましたが、「夫には近くに住む弟や妹もいるのに、なんで私ばかり…施設に預けていても、こういう役割は長男の嫁がやるものなの?弟のお嫁さんは?実の子供達は?」という不満がむくむくと湧き上がってきてしまいました。

さらに、日用品の補充で部屋を訪れた際、義母からこんなお願いをされたのです。

「くしに髪がからまってきたから、ちょっと洗ってくれない?」

見てみると、ヘアブラシには大量の髪の毛とフケが…。さらに、

「洗面台に水を溜めて、洗剤で洗ってちょうだい」とご丁寧に具体的な指示まで受けることに…

その場ではすんなり引き受けられず、新しいものを買うことでごまかして逃げるように部屋を去りました。帰り道、「なんで私がこんな係に」「ほかの家族は気づかないの?」と感情が爆発し、帰宅した夫にすべてをぶつけてしまったのです。

夫は私の剣幕に驚きつつも、私の負担が偏っていることにようやく気づいてくれました。「全部自分が引き受けなければいけない」と思い込み、一人で抱え込んでいた当時の私は、心も体もすり減って限界を迎えていたのかもしれません。

その後は義妹と役割を分担してもらうことにしました。

50代の私たちが心地よく暮らすためには、人間関係や負担のバランスを上手に「微調整」していく視点が欠かせません。

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めんどくさい作業の裏にある、親世代の記憶と小さな感謝

細々とした雑用に追われ、「めんどくさいなぁ」とため息をつきたくなる日もあります。でも、洋服一枚一枚に名前を書きながら、ふと思い出すのです。

――そういえば昔、私の親も学校のお道具箱のおはじきにまで、一つひとつ名前を書いてくれたっけ、と。あの手間に比べれば大したことないと思えます。

親世代もまた、私たちのために見えないところでたくさんの手間をかけてくれていました。

そう考えると、日々の慌ただしい中でトゲトゲしていた気持ちも少しずつ丸みを帯びていきます。なにをやるにしてもとても時間がかかるけど、私達が子供の頃、じっと待ってくれてたっけ――そんなふうに、当時の親の姿に思いを馳せることも増えました。

また、二週間に一度、カフェオレを持っていくのも私のルーティンです。これは義母からのリクエストなのですが、こういった飲み物や細かな嗜好品も「こういうものは施設が用意してくれるのだろう」と勝手に思っていたので、これも家族が持参するものなのだと知ったときは驚きました。

それでも、モヤモヤしながらも私がこうして手を動かせるのは、昔の記憶があるからです。お嫁に来たばかりの頃、誰も知り合いがいない中で急性胃腸炎で入院した私に、お義母さんだけが病院へお見舞いに来て下着を持って帰って洗ってくれたこと。

「あのときのお返しだ」と思えば、日々の負担も違った意味を持って見えてきます。

昨日は先日行った金沢旅行のお土産を持っていきました。

金沢土産
金沢旅行のお土産を添えて、お気に入りのカフェオレと一緒におやつタイム

こうして誰かのために動く日常を重ねるうちふと、「子どもがいない私たちは、将来どうするのだろう?」と不安に思ってしまうことがあります。

身寄りがいない人のための有料サービスなども世の中にはあるかもしれないけれど、いざ自分のこととなると、やはりどうしても心配になってしまう――。そんな複雑な思いも、心の中にそっと渦巻いているのが正直なところです。

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おわりに:更年期世代のサポートは一人で抱え込まず、暮らしのバランスを微調整して

50代は、自身の更年期による体調の変化やホルモンの乱れ、そして離れて暮らす家族のサポートが同時期に重なるハードなライフステージです。すべてを完璧にこなそうとすると、心も体もパンクしてしまいます。

「なんで私ばっかり」と感じたときは、一人で抱え込んだり我慢したりせず、家族と役割を分担したり、時には手を抜く工夫を取り入れてみてください。自分の心と体を労わる優しさを持ちながら、この時期の暮らしを上手に微調整して軽やかに乗り越えていきましょう。

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